Desmos グラフ計算機 では for や with を用いることで、より柔軟に数式を表すことができます。
for
for は主にパラメータ表示とリストの要素を1つずつ取り出す時の2つの場合で用います。
パラメータ表示
Desmosでは t という変数を用いることで、パラメータ表示でグラフを描くことができますが、for を用いると任意の変数をパラメータにすることができます。
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(2,a) for 0≤a≤1 t は物理などにおいては時間を表す変数としてよく用いられるので、そのような場合に役立ちます。
注意として、パラメータの範囲は必ず 1≤s≤6 のように、両端が明示されている必要があります。 1≤s を表したい場合は、 infinity と入力して 1≤s<∞ とする必要があります。
実は、t を用いたパラメータ表示では、このように定義域を無限の大きさにすることはできません。この点も for のメリットと言えるでしょう。
リストの要素を1つずつ取り出す
以下のようにすると、リストの中身を1つずつ取り出してグラフを描画することができます。
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y=ax for a=[ 1,2,3 ] 複数のリストについても可能です。この場合、そのすべての組み合わせで要素を取り出します。
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(x,y) for x=[ 1,2,3,4 ],y=[ 2,3,4 ] また、以下のようなリスト内包表記によってリストを生成することができます。
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[ 2i for i=[ 1,2,4 ] ] (=[ 2,4,8 ]) 2
[ 1 for i=[ 1,2,...,100 ] ] (=[ 100個1,1,...,1 ]) リストの使い方については、以下の記事をご覧下さい。
Desmosの使い方 リスト(数列)
with
with を用いると、変数の値を定めることができます。主に2つの使い方があります。
変数の値の置換
すでに定められた変数の値を、その式中でのみ違う値に置き換えることができます。
例えば、
は y=5x が描画されますが、
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y=ax with a=10 とすれば、y=10x が描画されます。
式中でのみ扱える変数の定義
普通は a=5 などと定義すると、a はすべての式から参照することができます。しかし、
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y=ax with a=5 とすると、この a は他の式からは参照できません。
一見不便に思えますが、沢山の変数を用いたい場合に、名前の衝突を避けることができます。
ただ、
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f(x,a)=ax のように関数を利用することでも、同様のことができます。